幕末に咲く華



暫く歩いていると、向こうから浅葱色の羽織を着た男の人が歩いてきた





『新選組…??』





「長い黒髪に赤い着物と髪飾り……」





『はい??』





「紅華だよね?!」





『そうですけど…私に何か用ですか?』






「僕!覚えてない?!」






自分を指で指して前のめりになって聞いてきた






『犬………』






「はへ?」