「あたしはいつまでもあんたたち2人と友達ごっこをする気なんてない。自分が死ぬくらいなら、2人とも殺す」


里子はキッパリとそう言い切った。


「冗談はやめろよ」


大和がキツイ口調でそう言った。


「冗談なんかじゃないよ。あたしは死にたくないから投票したんだから」


その言葉にあたしは違和感を覚えた。


投票時間ギリギリになってから里子が投票したのだとすれば、それは完全な裏切り行為だ。


けれど、時間はまだある。


それなのに自分が悪者になるような発言を繰り返しているのだ。