見ちゃいけないと思いつつも緊急事態。 もう一度メッセージアプリを開いてみると。 やっぱりこれも、知らないアイコンだらけ。 間違いない。 これ、あたしのじゃないよっ……。 でもなんで? どうして? 「あ!!!!」 杏ちゃんが、素っ頓狂な声をあげた。 「ああっ!」 続いて、友梨ちゃんも。 「もしかしてあのとき?」 「そう、あのとき」 「絶対そうだよね!」 「間違いない」 当のあたしを置いて何か気づいたらしい杏ちゃんと友梨ちゃんが、指を差しあって顔を見合わせる。