わっ、恥ずかしいっ……。

つい夢中になっちゃった。


すると、青山くんの方が先にパッと視線を逸らして、



「俺にはぜんっぜんわかんねえ。このノリって実用性あんの?」



あたしが手にしていたオシャレな小瓶に入ったノリの色違いを手に取って、首をかしげながらそんなことを言った。



「あ……この際実用性はいいの、見た目だから。こういうのって、色違いで揃えて机の上に飾っておくだけでも可愛いくて。眺めてるだけでテンションがあがるの……」



あたしも、よくやってたし。


きっと、女の子なら通る道は一緒だよね?



「で……この雑貨の詰め合わせをこういう箱にいれたら、開けるとき、きっとわくわくすると思う……んだけど」