土方さんはぶつぶつ言いながら刀を眺めてた。それに加わり平助と沖田さんも。



総司「抜いてみてもいいですか?」




『はい』




抜けない刀だとは聞いていた。でもそんな事が有り得るのだろうか?だから私は試したくなり、沖田さんに抜いてもらった。




しかしーーーーーーー




ガチャッガチャガチャッ




総司「ん?あれ。よっ!!なんですかこれはああ!!!抜けませんよ!よいしょっ




ダメみたいです……これじゃあ使えませんよ??」




平助「そんな筈ないでしょ。総司貸して。




んっ!!!あれ、ホントだ」




やっぱり誰が試してもダメみたいだ。



土方「お前、こんな不良品選んできたのか?それとも知っててこれを?」




『えぇ、存じております。ですが私には……』




私は平助の持つ刀を受け取り、抜刀した。





『このように、抜けるのです』





土方「………どういう事だ??」





『分かりません』





総司「刀が舞奈さんを選んだんでしょ」






平助「そうだな!大事にしなね!」






『うん!!』