白猫だにゃ〜

『ハァッハァ……シロ…何処行ったんですか…』




諦めかけたその時、人が全く居ない路地に白い“何か”が落ちている。
僕はその“何か”を確かめるべく足を進めた。





それは紛れもない、気絶したシロだった。





『シロ!!!シロ!!どうしたんです?!目を開けてくださいよ!』





何度呼びかけても目を開かない。でも脈ははっきりしてる。まだ生きてるんだ。
それに気付いた僕は走って屯所に戻った。





門の前には土方さんが立っていたけど今はそれどころじゃない。
土方さんを通り過ぎようとすると腕を掴まれた。





土方「待てコラァ!!!今何時だと思って……シロ?!どうしたんだ?!」





総司「話は後でします!!行かせてください!!」





土方「あ、あぁ…」





自分の部屋へ駆け込み、シロを布団の上に寝かせた。





『シロ……』





.*✿総司sideEND.*✿