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翌朝。沖田さんは朝の巡察当番らしい。私は朝餉を食べ終えて屋根の上を歩いていた。




暫くすると土方さんの部屋が何やら騒がしい。私は少し遠くで盗み聞きする事にした。猫は耳がいいらしい。





隊士「この男が女を探していると言って門の前に立っていました」





土方「何故探している??」





?「昨日からなんですけど…この辺に居る筈なのですが見当たらないんです…此処には居ませんか?」





土方「此処には女1人居ねぇ。他を当たれ」





此処に居るよーーーーっ!!!!





?「さようでございますか。ありがとうございました。失礼します」





なーんかこの声聴いたことあるような…。




誰だろう?でも江戸時代に知り合いなんていない、なんて考えていると襖が開いた。
そこから顔を出したのはアイツだった。





え………。





『嘉留斗…』(にゃあ…)