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私は夕餉を終え、今屋根の上に居る。





街灯の無い京の町は空満天に輝く星がとても綺麗だった。




私はいつ人間の姿に戻れるのかな。こんな姿じゃ新選組の皆を守る事が出来ない。





いつ……未来に帰れるのかな…。
でも、此処に居たいって思ってる自分もいるのは確かだ。




未来では一人ぼっち。家族もいないし、親戚もいない。毎日毎日嘉留斗から逃げるだけだった。そんな生活はもう嫌だ。





此処がいい。此処で生きたい。新選組の皆を守りたい!!





そう決意をしていると下から声がした。





総司「シロ??……何処へ行っちゃったんです?」





沖田さんだ!!なんか落ち込んでるみたい。早く行ってあげなきゃ!





『とうっ』( にゃあ!)





総司「シロ!!!!」





屋根から沖田さんに飛びついたらしっかりと受け止めてくれた。





総司「心配したじゃないですか……」





『ごめんなさい…』(にゃん…)





総司「今日は僕と一緒に寝ましょう!」





え!?あ……沖田さんは私を猫だって思ってるんだった。
でも私、中身は人間の女の子なんですぅ…。





総司「どうしました?行きましょう」





『は、はい』(にゃ、にゃぁ)





その日は仕方なく沖田さんの布団で一緒に寝る事にした。心臓バックバクだったけど。