部屋を出ると、約束通り斎藤さんがいた。





『では、宜しくお願いします』





斎藤「あぁ……」






『お世話になりました』





そう言って屯所をあとにした。





どのくらい歩いただろうか、喉は鉄の味を感じていた。






『ゴホッ』





もうすぐかな……。





『ゴホッ!!!ゴホッゴホッ!!!』





ドバドバッ




『っっっ!!!はは…っ……こんな大量…に、血って…出るもん…なんだ…これじゃ1時間ももたず…に死んじゃう……や』








皆……自分勝手でごめんね。