そこに居たのはいつにも増して真剣な表情だけど、悲しそうな目をした嘉留斗だった。 『どうしてここに…』 嘉留斗「あの能力をそいつに使うの?」 『あんたには関係ない。それとも何?今ここで私を殺す??現代へ返す気なの?』 嘉留斗「違う。今までもそんな事をするつもりは無かった」 「は……?」 今更何を。 嘉留斗「だって俺は お前の兄ちゃんだから」