『柚さん……』




柚「あの、本当に申し訳ありませんでした!!!私のせいで舞奈さんがっ…」




柚さんは泣きながら土下座した。




『柚さん、辞めてくださいよ!!顔を上げてください。言ったでしょ?“私が柚さんを守る”って。私はそれを守っただけなんですから柚さんは何も悪くありませんよ』




柚「舞奈、さんっ……っ…」




『大丈夫大丈夫』




そう言って私は柚さんを抱きしめ、頭を撫でた。




柚「うっ…うぁぁあ……」




この静かな夜に柚さんの鳴き声が響き渡った。