とある日は殴られ、蹴られ……。
酷い時は刃物で切りつけられたりもした。
なぜ気づかれないのかって?それは傷を顔や手、周りから見えるところに作らせないから。タチ悪いよね……。
柚さんが来てから二週間が経った。もう私の身体と心はズタズタ。でもそれ以上に守りたいものがある。だから負けてられない。
いつものように部屋で1人、泣いていると天井から声がした。
?「もう少しの辛抱や。すまんな」
『誰?』
丞「わいは山崎丞ちゅーねん。監視役や。今柚の事を調べてる。だからもう少し頑張ってな」
『っ有難うございます』
小さな希望の光が指したのも虚しく、事件は起きたのだった。