「────……講義もキリがいいので今日はここまでとします。感想ペーパーを書き終わった人から、教壇に持ってきてください。」
ハッと意識が戻った時には、90分間の講義は終わっていた。
大した内容も書けていない感想ペーパーを提出して、大学を後にする。
ガランとした家に辿り着く。
大学進学と共に東京に上京した。
家族はだいぶ心配していたけれど、
もう大人なんだから!って出てきてやった。
高校までは、地方の少し田舎に住んで、家族に囲まれて、大切な人がいた。
…大切な、人……?
私、彼氏いたことないじゃん。
頭痛すぎておかしくなったのかも。
願望の現れか…
虚しい…。


