そう言われ、あたしはサークルメンバーで飲み食いした時の事を思い出していた。


誰かが何かをこぼしたような事はなかったはずだけど……。


あたしは首を傾げて床を見た。


透明な液体が10円玉くらいの大きさで広がっているのがわかる。


「仕方ないな。とりあえず床掃除でもはじめるか」


優生はそう言い、欠伸をしながら起き上がったのだった。