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今日は大学終わりにそのままバイトに向かう日だった。


咲も、今日はバイトの日だと言っていた。


そのまま家に帰ればまた気まずくなるだけだろうから、バイトが入っている事に感謝しながら出勤する。


すると、俺の同じ時間に入っている立花がすぐに声をかけて来た。


「金光! 咲ちゃんに話してくれたか!?」


制服に着替えるよりも先にそう言われて、俺は目をパチクリさせていた。


「咲になにか用事だっけ?」


そう聞くと、立花は見る見る内に顔を真っ赤にし、怒ったように眉を吊り上げた。