なにが起きた……?
見ると、男が、ひとり増えていた。
3人とは明らかに風貌のちがう男。
その男はあっという間にチンピラを降伏させ。
「く、くそっ……」
「覚えとけっ……!」
ドラマのような捨てゼリフを残した3人は、逃げるように公園を出て行った。
その場に残された、あたしと、その男。
男は、汚れを払うかのように服をサッと撫でている。
息も切れておらず、まるで何事もなかったかのように……。
「あなた、何者……?」
パッと見、強そうには見えない。
下を向いているせいで顔は見えないけど、細身だし、さっきのチンピラよりも若そうだし……着ているのは、制服?
もしかして高校生……?
男が、顔をあげる。
思わず、ハッと息をのむ。
「…………」
ものすごく、美形だった。



