桜色の瞳 【弐】

「あんな妖術でここまで来るなんて馬鹿だね
桜海は。」





『誰だよ、お前は』





颯来「俺は颯来(はく)。宜しく」





『宜しくないんだけど。あと離してよ。』




颯来「あーごめんごめん。君なら逃げると思ったから」





『で、何の用?』





颯来「そんなに殺気立たないで。俺は風神」





『風神?そんなの聞いたことない』





颯来「だろうね。 俺の親は風神じゃないから。生まれ持った能力だから知られてないんだよ。」





……そんな事もあるのか?





颯来「風神はね。その名の通り風の神……つまり風を操る神さ」





『姿を変えて見せろ』





颯来「しょうがないな……いいよ。あ、でも桜海が怪我しても知らないからね」





『早く』