桜色の瞳【壱】

ーーーーードドドドッ





え、次は誰だよ




沖田だった




あれー?なんか怒ってる?
うん。怒ってるね。




沖田「桜海!!!!!なんで置いて行っちゃうんだよー!




しかも4人で楽しそうに話してるしさ?」





『ご、ごめんごめん。何処に座ればいいか迷ってたら平助が助けてくれて、ね』





沖田「へーーー。じゃあ桜海は平助の隣に座るんだ。」




笑顔が黒い…黒いよ!!沖田!!!
あれ、もしかして平助と2人が良かったとか?
それなら邪魔しちゃいけないな(←おいおいおいおい!ホモじゃないんだから!!)




『じゃ、じゃあ私は土方の隣に行こうかな。空いてるし…』




沖田「何で!!?」





『ごめん、2人の仲がそういうんだとは知らなくて……』





沖・平「は?!/ 違うよ!!」





『え、違うの??』





なんだ良かった……
知ってはいけないことを知ってしまった、なんて思ってたから(笑)





でもあの時、少し胸が苦しかった
なんだったんだろう




嫉妬??

いやいや無いないない!!
私に限ってそんな事




沖田「違うよ。有り得ない。何でこんな平助と……」




平助「こんな言うな!!俺だって総司となんか死んでもゴメンだぜ!!」




沖田「斬っちゃうよ?」





平助「ひっっっ!!」




しばらくそんなやり取りが続いた










沖田「………僕、桜海の隣がいい」






平助「いや、俺も」





沖田「だめ。僕が隣に座る」





平助「いや俺が……」





佐之「なんだっていーじゃねーか(笑)」





平助「だめ!!!俺が先に座っていいよって言ったの!!」





やれやれ(笑)
でもこのコンビ面白いなぁ





結局新八の案で
佐之 平助 私 沖田 新八
となった