桜色の瞳【壱】

一旦部屋に戻り、土方に貰った袴を着て道場に向かう





ーーーーースッパーン




沖田「ここ借りるよーっ!!!」




「どうぞ!!」




土方「じゃあ総司と桜海。位置につけ」




沖田「はーい♪」




『ほい』




「え、あんな細くて弱そうな奴が沖田さんと戦うのか?怪我しなきゃいいが」

「気の毒にって感じだな(笑)」




そんな会話が聞こえてくるのも気にせず位置についた





沖田「木刀と竹刀どっちにする?」




土方「竹刀だろ、」




『いや。木刀で』





沖・土「え…」





そんなに驚くんなら最初から選ばせるなよ…





沖田「怪我しても知らないからね♪」






『こっちのセリフ』





沖田はまたあの黒笑を向けて木刀を私に渡してくれた







土方「用意。始めっ!!」