桜色の瞳【壱】

鸞「珠羅君は、口ではあんな風に悪役演じてるけど本当は違うのよ」




え??




鸞「彼はただ…桜海ちゃんを救いたいだけだった…」





『どういう事??何から私を守ろうと?』





鸞「長州藩の“響鬼”って奴からよ」





『でも…珠羅は長州藩側の人間なんじゃ…』





鸞「それは彼の嘘よ。珠羅君も桜海ちゃん同様長州藩の人間を殺して歩いてたのよ」





う…そ……





鸞「長州藩は桜海ちゃんを暗殺しようと大規模な計画を立てている。




前に珠羅君が長州藩の人間と殺り合った時、向こうの人数が多すぎて捕まってしまったの





その時に脅されたのよ





“香月桜海を救いたくば彼女に眠る龍を解き放て。さもなくばその子の命は無い”ってね」





『そんな……』





私はずっと勘違いをしてた





珠羅は私を助けようと自ら悪役を演じてたって事だよね……






『鸞さん!!元の場所に戻して下さい!!!珠羅に言いたいことがあるんです!』






鸞「わかった。行ってらっしゃい。




それと一つ警告」