❁.*・゚珠羅side❁.*・゚




涙を一筋流す彼女




どうやら真実を全て知ったようだ




本当は…こんな事したくなかった……





でもこうしなくちゃいけないんだ




前みたいにずっと美月ちゃんと楽しい日々を過ごしたかった。






何なんだ?この胸がチクリと痛むのは




『どうだった?これで分かったでしょ?君の家族を殺したのは君自身なんだよ』




桜海「………」




彼女は恐らく目は開けていても彼女自身の意識は無い




それでも話すのを止めない




『僕の父上を殺したのも君だ。





だけどね?僕は桜海ちゃん…いや。美月ちゃん。僕は君を恨んでないんだよ』




これは本当だよ




って、何で僕が美月ちゃんを慰めているんだろうか…





あぁ。ようやく分かった。僕の気持ちは変わってない。




ずっと君が大好きだったんだ……




絶対に叶わないこの恋。
想いを伝えても意味なんてない。
でも……





『僕は君を愛しているから。





僕の気持ちは変わってないよ』





ちゅっ





美月ちゃんに口付けをした





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