❁.*・゚沖田side❁.*・゚




桜海が泣きながら必死に能力を使っている





桜海が斬られたところからは血が垂れ、床一面を真っ赤に染めている




大丈夫なはずがない
だって貫通してしまっているのだから







急所は外れているようだけれどこのままだと命はないだろう





『桜海!!!早く自分の怪我を!!』





桜海「沖田……皆…ごめんなさい…」





ねえ?君は今何を考えているの?




桜海のお陰で次第に斬られたところの痛みと先程の激しい咳はもうなくなっていた





桜海「本当にごめんなさい……」





『桜海のせいじゃないよ!!操られていたんだから!!』




土方「すまねぇ!!止めてやれなくて!」





佐之「桜海!!自分の事を考えろよ!このままだと死ぬぞ!!?」





だけど桜海は首を振る





『私は……もうみんなと居る資格が…ない』




沖田「何を言って…」





『…さようなら』





そのまま桜海は窓から飛び降りた





!!!!!




あの怪我でこの高さから飛び降りたらっ!!






すぐに階段を降り、外へ向かう
後ろから土方さんと佐之もついてきている





ダダダダッ





そこには桜海の姿はもうなかった