ようやく自分の意識を取り戻したが目の前には苦しそうに倒れている皆がいた





『??!!』




自分の持つ刀からは赤い血が滴り落ちていく






私が…みんなを





斬ったの??







土方「っ桜海!!」






『ひじ…かたっ!!




うっ!!!!?』





動こうとすると脇腹に激痛がは走る





あ、れ?





沖田「さ…く…み………僕…まも…れなかったった……うっ」





『沖田っ!!!!』





沖田「ゴホッゴホゴホッッ」





さっきまで治まっていた労咳がぶり返した様で血を吐いている




皆、どうか……生きて…




急いで治療能力を使う





ポワっ





ごめんなさい
ごめんなさい、皆……





必死に心で謝りながら能力を使っていく






倒れていた皆の傷が段々塞がっていった
気絶していた平助・新八・丞・近藤の顔は大分落ち着いたように吐息を立てていた






良かった……

















けれど桜海の心の中に空いた穴が塞がることは無かった