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待ち合わせ場所に珠羅はまだ来てないようだった



沖田「何かあったらすぐ行くからね」




沖田は物陰に隠れる




珠羅「来てくれたんだー?ふふ」




『珠羅………』




珠羅「まぁ、1人じゃないみたいだけど?沖田総司??」




沖田「バレてたんですかぁ…」




沖田は平然を装っているけど声色から焦っていることがわかる



こいつ、私と同じで気配に鋭いんだな…





珠羅「どう?新選組抜ける気になった」




『私は新選組を抜けない』




珠羅「……ふーん。そう来るとはなぁ…」




珠羅は何かを考えるように空を見上げる




ーーーーーいざとなったら斬る。





珠羅「わかった。じゃあまたねぇ?」




またね??




沖田・桜海「『は??』」




珠羅「そういうの、嫌いじゃないんだ



それにいい事思いついちゃったし☆」





沖田「お前に桜海は渡さない」





すごい剣幕で睨みつける沖田




これは怖い…





珠羅「どうだろうね?ふふふっ




じゃあまたね!」





沖田「っ!!!待てっ」




“いい事”って何?
まだ何かあるの?



沖田が追いかけるけどもう姿はなかった。
姿眩ませを使ったんだろう。





沖田「っ…行こう」




沖田は悔しそうに言う。





『うん…』





帰ると門の前で土方が立っていた
余程心配していたんだろう。




報告をしてそのまま寝床へついた




緊張で余計に体力使ったな……