小さな背丈の男の子にも、狐耳に小さな可愛らしいモフモフした尻尾。
震えるその体を必死に隠そうと何とか踏ん張るけれど、私がズイっと向き合うと大きく一歩後ずさった。
……かわいい。
このモフモフ感がなんというか。
このサイズがより可愛さを引き立てて、触りたくなる。
わざと少し近づこうとすると、勢いよく私の横を走り抜けて行く。
あっと声をあげるよりも早く男の子は機嫌の悪そうな嘉さんの元へ。
嘉さんの着物の袖をグイグイと引っ張り、この世の生き物ではないようなものを見るような目で私を見た。
……相当怯えてるけど大丈夫かな。
「嘉様!なんでこんな所に人間なんか連れて来ちゃったんですか!!!」
必死に袖を引っ張る男の子は若干涙目。
そんな男の子を慰めようともしない嘉さん。
その隣で笑いを堪えている白髪の美少女。
……なんなんだろうこの構図。



