オロオロしながら2人の様子を伺うことしかできない。
やっぱり私邪魔?ここは大人しく帰った方がいいんじゃ……
でも2人に声を掛ける勇気が出てこない。
でもこのまま2人をこの状態にしておくのはちょっとマズイ気がする。
そうこう色々考えているうちに2人のピリピリは増していく。
一呼吸おいて決心ができた。
声、かけるぞ……
すぅ……っと息を吸って吐き出すように声を出そうとした瞬間。
「嘉様〜!!」
この空気に似合わないのんびりした柔らかい声が聞こえてきた。
その声の主を探そうとしたその時。
暗かった辺りが急に明るくなる。
不思議な場所に迷いこんでしまったのかもしれないと、自分の運の悪さに顔を歪めるしかなかった。



