お稲荷様のお呼びです!



長い白髪は透き通るように綺麗で、着物から出る手もスラッとしている。


整った顔立ちに同じ性別なのに心を奪われた。


しゃがみ込んだまま女の子を見つめていると、女のコはパチンと指を鳴らした。


するとあの火の玉が音もなく消える。


そして静かに彼の元へと歩いていく。



「むやみやたらに力を使うでない」



ため息混じりにそう彼に言うと、トンと地面を蹴って宙に浮かび上がる。


ふわっと浮かび上がると綺麗な髪がなびきながら輝きを放つ。


どんなトリックが使われてるのか全然分かんない。


でもそんな女の子に驚く様子もなく、嘉さんは腕を組んだ。