いや、泣いちゃいられない。 私は絶対泣かないって決めたんだから。 「ウィリー、前みたいに私に魔法を教えて?」 『どうした急に』 「……魔法を発動させたいの。自分の力でちゃんと」 『それに関しては時間が解決してくれる。だからそう焦ること――』 「時間がないのっ!!」 ウィリーの言葉を遮るようにそう言うと、ウィリーの口が動きを止める。 私にはもう時間がない。