ガバッと起き上がり体のあちこちを触って確認する。 けど、精霊なんて見えっこない。 「いないじゃん」 「え、リーシェもしかして……見えてない?」 「リ、リックには見えているの?」 こくんと頷くリックに私は唖然とした。 精霊が見えてるんだこの人…… つ、つまり―― 「上級魔法使い……なの?」 魔力は普通の魔法使いと遥かに差がある。 この世界とはまた別の異世界からの召喚魔法だって、意図も簡単にやってのける。 つまり先生と同等の位置にいる存在。