小鳥たちのさえずりを聞きながら木の幹に背中を預ける。 青く澄んだ空に流れる雲。 何もなければ本当に平和。 ここに来ると心が穏やかになる。 こんな気持ちで毎日過ごせれば最高なのに。 「グランシェ……ファルツアガリール」 小さくその言葉を呟いて、静かに目を閉じる。 古代から伝わる祈りの言葉。 教えてもらった言葉なのに、誰から教えてもらったかはよく覚えてない。 神を崇める言葉なのか、何なのか。 ただ落ち着かない時や、何かに追われてる感情になった時にぽつりとその言葉が自然と口から出てくる。