「う……ん?」


重たい体をゆっくりと起き上がらせると、窓から見える太陽の一番真上に来ていた。


私……なんでベッドに?


確か1回起きたのに。


首を傾げながらベッドから下りると、寝間着からいつもの服に着替える。


頭の中の何かがなくなっているような、そんな気がして変な気分。


部屋を見渡してもウィリーの姿も見えない。


まったくあいつはどこをほっつき回ってるのか……


見つからないようにしててくれればいいんだけど。


悪魔ってバレたら……考えただけで恐ろしい。