ギュッと目を閉じ、魔法陣に全てを注ぎ込む。 そこにウィリーの匂いが混じる。 上手くいって……!! そう願う私の気持ちとは裏腹に、悲鳴が沸き起こる。 また失敗したの……? 恐る恐る目を開ければ、何故か雲がかかったかのように薄暗い。 「失敗……か」 「リ、リリリリリーシェさんっ!!!」 「先生、ごめんなさい……」 あれだけ褒めてもらっておきながら、やっぱり実力がないんだから呆れられるよねまた。 肩を落として魔法陣を消そうとする。 けど。 「は、早く還しなさいぃ!」