だって私は…… 言いかけた言葉を飲み込んで、胸に残るモヤモヤを吐く。 「……こんな私のこと、気にかけようとする子なんているわけないよ」 だって……私は望まれない子だったんだから。 そう、私は国の民に不幸を与えてしまう程の影響を及ぼしてしまう……そんな存在なんだから。 蠢(うごめ)く昔の記憶がぼうっと揺れる。 そう、昔からずっと…… そしてこれからもずっと。 私は一人で戦わなきゃいけないんだから。 『いや、あのメガネ女の心は本物だ』 そうキッパリと言い放ったウィリーに少し怒りを覚えた。