入口の手前で指揮を取る兵の人が私の名前を呼ぶ。 ついに自分の番か…… すぅっと大きく深呼吸をして、気を引き締める。 「行ってきます」 ウィリーに向き直り、ピースサインを出す。 『お前なら大丈夫だ。胸を張っていけ』 「……ちゃんと見ててね」 『当然だ。主の晴れ舞台この目にしかと焼き付けよう』 胸に手を当て礼をするウィリー。 微笑みながら大きく頷いて私は歩き出した。