鼓動が高鳴る。 甘い甘いこの空気に私は段々と、とろけていく。 も、もしかして……このまま告白? それとも…… 『明日はお前の正念場だ。張り切って行くぞ。その前に学校の試験も今日だろ?』 少年……場? いや、私女の子だし。 そんなガサツだからって男の子扱いしないでよ。 それに、試験って………… 「ああ!!すっかり忘れてたっ!!」 ウィリーの顎に頭突きを食らわしながら、カバっと立ち上がる。