ウィリーの吐息がすぐそこで感じる。 意識しちゃダメだとは分かってても、もう既にそれを考えてる時点で意識してることに気づかない。 真っ赤になっていく自分の顔が想像できる。 『俺がいないと、ピーピー泣きわめいてただろうが』 そう言って私の頬をぶにっと摘んで伸ばす。 「いひゃい」 『何を言ってるのか理解不能だ』 楽しそうなウィリーの声に自然と私も笑顔になる。 頬を伸ばされてブサイクな顔になってるんだろうけど。