どれくらい泣いたんだろう。


涙は枯れることなく溢れてくる。


月の光が消えて、空が徐々に鮮やかに色づき明るくなってきた。


顔を上げて、ウィリーの頬を撫でた。


優しい風が奏でる音に私は歌を添える。


ゆっくりと太陽が上り始め、新しい日がこの世界に生まれた。


まるでウィリーが私を見守るように。