輝かしい光がどんどんと私とウィリーを包んでいく。 優しい光に心が落ち着いてきた。 なんだかウィリーも一緒になって歌っているようなそんな気がした。 唄の最後に差し掛かると精霊達の声が一気に大きくなる。 呻き声を上げながら一歩、また一歩とふらふら歩いてくるリック。 ……ここはあなたの居場所じゃないんだよ。 元の世界に帰って。 「やめろぉおおお!!!やめろ、やめぇえええ!!」 最後の歌詞を歌いきった次の瞬間。 リックを纏っていた影が抜けていき、リックの体は光となって弾けた。