頭に次々と浮かび上がる歌詞を声に出す。 いつの間にか私の周りに集まり始めた精霊達も同じように歌い出す。 荒れ果てた大地が黄金に輝く。 風に乗って運ばれてくる光の礫。 ゆっくりと芽吹く草木。 それぞれが音を奏で、一つの唄を紡ぎ出していく。 空からキラキラとした光の粉が舞い降りてくると、手に温もりを感じる。