すると急にクラスメイト二人に腕を捕まれる。 強い力に顔を歪める。 逃げ出そうにも、もう何もかも遅かった。 「くっ……」 「抵抗しない方がいいよ、リーシェ。まあ君が怪我をした所で僕には何も関係ないけど。悪魔のことが分かった所だし、君はもう必要ない。――連れていけ」 リックの目にはもう光なんてものはなかった。 生まれて初めて見た憎しみしかない瞳に背筋が凍る。 私……こんな人と時間を共にしてたの? 恐ろしいこの人と。 そして本来の姿で人間を襲うウィリーとも。