そう思ってたのに……



「何のために君は魔鳥を召喚したの?」



鋭い目で近づく私から距離を取った。


その目は皆と同じで。


忌み子と言われなくても、何となく察した。


お前なんか友達なんかじゃない。


そう言われてる気がした。



「一体なんでそんなこと聞くの?」


「君が召喚したあれは魔鳥なんかじゃない。悪魔だ」



……なんでリックがそれを知っているの。


ガツンと大きな石で頭を叩かれた、そんな衝撃を受けたような気がした。