教室を見渡せば私を睨むように見てくるクラスメイト達。 あれだけ私に親しみを持ってくれていたはずなのに。 どうして……? 一体私が何をしたって言うの? 「……リーシェ」 そっと近寄ってきたのはリックだった。 ああ……この人だけは私の味方でいてくれた。 安心してリックの元へと向かう。 人気者のリックが味方なら皆きっと分かってくれる。