「これウィリーが全部作ったの?」 『当たり前だ。冷める前にいただくとするぞ』 そう言って両手を合わせる。 私にもそう促していただきますと二人揃って言う。 熱々のトーストを1口かぶりつく。 その美味しさに自然と笑顔になる。 「美味しい」 『今日も1日張り切っていけよ』 「うん!」 昨日のことが嘘みたいに私の心は晴れ晴れしていた。