ベッドから出れないでいるとテーブルに何やら並べ始めた。 美味しそうな匂いが部屋中に漂う。 「さっさと起きろ。朝飯の時間だ」 机の前で腕組をするウィリーを数秒見つめ、ゆっくりとベッドから下りる。 「ど……どうしたの?」 ストレートにそう聞くとウィリーは椅子を引く。 『……ここ最近お前との時間が取れてなかったからな。ただそれだけだ』 引かれた椅子にそっと座ると、美味しそうな朝食に目を輝かせた。