次の日起きればまたウィリーがいない。 やっぱり嫌になって還っちゃったのかな…… なんて思えば慌てた様子で天窓から登場したウィリー。 『清々しい朝だな!』 「う、うん」 『おはよう。リーシェ』 寝癖混じりの頭をぽんぽんと叩き、にっと笑った。 そのまま部屋の小さな台所で何かを作り始める。 寝起きでまだポカンとしたままウィリーを眺める。 一体どうしたんだろう。