真剣な眼差しで私を見るウィリーに、小さく笑う。 最後くらいは笑わなきゃ。 私達には笑顔が似合うよね。 「ウィリー今までありが――」 『お前は忌み子なんかじゃないっ正真正銘魔力を持った純粋な人間なんだ!!!!』 最後まで言い切る前に思いっきり抱きしめられた。 ウィリーの香りが全身を包んだ。