早乙女凛子とホラーゲーム

私は自分が自分でいるうちに、チャットで現状を蒼太に伝えたかった。




もしも蒼太が、このビルの最上階で、来るはずもない私を待っていたらかわいそうだ。




私はもう無理でも、蒼太は一人でリアルな世界に帰ればいい。




みんながこんな最悪の世界で死ぬことないよね。




だから蒼太は、リアルな世界にたどり着いて。




私が願うことは、もうそれしかないから。




私はそう思って、蒼太に向けて、チャットを書き始めた。