早乙女凛子とホラーゲーム

私はその場でどれくらい泣いただろう。




声は枯れ、目は腫れ上がり、みじめな姿で私はうずくまっていた。




世界の終わり。

未来は閉じる。

私に残されたのは、暗闇の世界。

私はもう、どこへも行きたくはなかった。




絶望の中にいる私の頭の中に、蒼太の顔が思い浮かぶ。




こんなみじめな結末が待っているなら、私は蒼太に自分の気持ちを言うべきだったかなぁ?




今になって、私は思う。




カッコ悪くてもいいから、自分の素直な気持ちを蒼太に伝えたい。




受け入れられなくてもいいから、私は蒼太に好きだと言えば良かった。




今さらだよね。




私はもう、人間じゃなくなるのに……。




蒼太は私との約束を守るために、きっとセンタービルの最上階を目指してる。




でも、私はもうダメだ。




もう立ち上がる気力さえ残っていない。




私はもうゲームオーバー。




私が早乙女凛子でいられるのも、あと少しだ。