早乙女凛子とホラーゲーム

何度も何度も、ゾンビの私の頭を殴りつけているうちに、ゾンビの私は脱力し、力なく床に倒れ込んだ。




私は息を切らし、泣きながらその様子を見ていた。




きっと私は、今度こそゾンビの脳を破壊したんだ。




私は敵を倒した。




でも、私は……。




私はそう思うと、手にしていた赤い木刀をポトリと床に落とし、その場に膝まづいて、声を上げて泣いた。




私はもう、お父さんにもお母さんにも会えない。




そして、リアルな世界の友達とも……。




早乙女凛子は、今、ここで死んだんだ。




これから存在するのは、醜い存在の私だけ。




私はもう、過去の自分には戻れない……。