早乙女凛子とホラーゲーム

〈 やったのね…… 〉




私はまだ両手に残る強い衝撃を感じながら、床に倒れたゾンビの私を見つめていた。




どこかで運命の歯車が狂って、私がゾンビに噛まれていたら、今、床に倒れているこの醜い存在が私だった。




そう考えると、この最悪の世界は本当に恐ろしい。




私が私でなくなってしまう恐怖。




美意識もプライドもすべて失ってしまったゾンビに私が姿を変えたとき、私は何を思いながら、この世に存在するのだろう。




私はそんなことを考えて、憂鬱な気持ちになったけど、そんなマイナス思考を振り払って、上へと続く階段を探し始めた。